子育てコラム

産後に後悔しないように・・妊娠中、夫婦で準備しておくこと♪

妊娠中に知っていれば・・と、産後に後悔すること

初めての妊娠中は、無事に出産することで頭がいっぱいですよね。

赤ちゃんは元気に生まれてきてくれるかな?

入院中はどんな感じなのかな?とか。

私は産婦人科の赤ちゃん教室で、たくさんの産後のお母さん達とお話ししてきました。

お母さん達の話を聞いていると、はじめはよくある赤ちゃん育児の悩みを相談してくれます。

そしてだんだん私に心を許して話してくれるようになると、核心の悩みを打ち明けてくれます。

本当に悩んでいる悩みは、実は赤ちゃんのことではなかった・・という方が一定数います。

その悩み、どんなことだと思いますか?

それは・・・

旦那さんに対するイライラ

なんだか、悲しいですよね。

出産するまでは、夫婦でなんでも話せて仲が良かったのに。

家事や育児をしてくれるけど、「やり方が違う!」と、冷たく言ってしまったり必要以上にイライラしてしまう、と。

なんで私はこんなに意地悪になっちゃったんだろう?と、自己嫌悪に陥るお母さんもたくさんいました。

どうでしょう?

心当たりのある方も、いらっしゃるのではないでしょうか?

産後も仲良くいられるために準備しよう!

女性の人生の中で1番ストレスがかかるのが産後かもしれません。

産後は本当に1番忙しく、

睡眠不足になりがち。

時間があり、夫婦でゆったり話し合える今だからこそ、準備しておきましょう!

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女性の話を聞くときの注意

産後の女性は、ホルモンの関係もあり不安になりがちです。

男性は女性の話を聞くとき、理論的な解決法を良かれと思って言ってしまいがち。

でも女性は、解決法を知りたいわけでなくて、

「そうだよね、わかるよ」と共感が欲しいことが多いのです。

「わかってくれている」と思うだけで安心できるのです。

パートナーは、そんな女性の気持ちを受け止められるよう、聞き役に徹するよう意識すると良いですね。

夫が敵になるか、味方になるかの分かれ目!?

産後の女性は、ホルモンの関係と本能で子ども(弱いもの)を守ろうと必死です。

大昔から、女性は外敵から子を守るために神経質になっていたといわれ、

人の脳は太古の昔から、そんなに変化していないと言われています。

そのため、産後は一時的に夫への愛情がガクンと下がるものとされています。

女性の愛情曲線は、

夫が一緒に子育てするか否かで明暗が分かれる 私が前に手がけた「女性の愛情曲線」という調査があります。この調査では、女性たちにライフステージごとに愛情の配分先の変化を回答してもらいました。

 結婚直後は愛情の配分先のトップは「夫」ですが、これは一時期のあだ花に過ぎません。

子供が生まれると子供がトップの座につき、夫への愛情はがくっと下がります。その後、徐々に回復していくグループと、 低迷していくグループに二極化します。

 大変な乳幼児期に「夫と二人で子育てした」と回答した女性たちの夫への愛情は回復し、「私一人で子育てした」と回答した女性たちの愛情は低迷します(下図)。

 この相関関係に気づいて、私はぞっとしました。一種のトラウマとなり、2回育休を取得し、子供の送迎など、一生懸命やってきました。日本の男性の家事・育児時間は諸外国と比べて圧倒的に少なくなっています。

 日本のみならず海外でも、子供の健全な成長や妻の社会参画の観点から、男性の育児家事参加を推進する動きが高まっています。日本の男性たちは、もっと自分の立ち位置に危機感を持つ必要があるのではないでしょうか。

東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長 渥美由喜(あつみなおき)

https://www.twp.metro.tokyo.lg.jp/Portals/0/jigyou/lwb/curve.html
https://www.twp.metro.tokyo.lg.jp/Portals/0/jigyou/lwb/curve.html

女性はホルモンの関係で、産後に嫌だった記憶はものすごーく覚えていることが多いです。

冷たい言葉を言われた・・

  夫が自分だけゆったりくつろいでいた

とか。

ホルモンの乱れによりイライラしやすい女性には、子を守る本能があります。

敵から身を守るため。

上記の表のように、産後、夫への愛情が徐々に上がっていくか、一気に下がってしまうのか。

育児に協力する者は味方(愛情がある)、協力しない者は敵(愛情が下がる)と本能で判断してしまうかもしれません・・。

夫=敵になってしまうことも!

こうなってしまっては、悲しいですよね。

産後、女性の脳は変わる

産後、女性は強い不安や孤独を感じやすくなるといわれています。

そんな大切な時期になぜでしょう?

それは、人間はひとりで育児できるようにプログラムされていないから。

エストロゲンが減少⇨脳内細胞の働きが変わるから

人間は進化の過程で毎年でも子どもが産める体に変化し、子孫繁栄できたといわれています。

次々に出産できる仕組みが必要だったんですね。

だから、母に共同養育を促すため、不安になるようプログラムされました。

しかし現代の日本では8割が各家族・・。

欧米に比べ、夫の育児参加率が少ない日本。

ベビーシッターも文化的にまだあまりつかわれていないですよね。

さらに現代は、コロナウィルスの感染拡大もあり、母親はますます孤独な育児になりがちなのですね。

産後うつや、虐待も他人事ではないと感じます。

良い夫婦関係を保つための方法

1.育児・家事の分担を決めておく

今のうちに、夫婦で産後の生活についてイメージして、役割分担を決めておこう!

授乳や寝かしつけなど、母親の方が適していることがありますね。

時短家電を揃えるとかもオススメです。

疲れている時はお弁当にしよう!とか、週末は

無理はお互いにしないとか。

お互いに責めずに言葉で伝えるように、決めおけたらいいですね。

2.夫婦で価値観ワークをする

お互い意外と知らなかった価値観を知ることができる

どんなママ・パパになりたい?ワーク

Q&A.「親や周りの人にどんなことをされて嬉しかった?または、どうして欲しかった?」

Q&A「親・大切にしてくれた人との思い出。こんなことをしてくれて嬉しかったなど」

Q&A「自分が子どもになったら、父母にどうしてほしい?」

いかがでしたか?

夫婦でやってみると、意外な点や共通点があるかもしれませんね。

しっかり準備をして、かわいい赤ちゃんを迎えてお幸せにお過ごしください♩

全国のママ達とオンラインでつながって、自己肯定感を育むレッスンをしたりママ同士の交流をしています。

孤独を感じているなーという方は、よかったらのぞいてみてくださいね♩

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