おはようございます!
あいです。
ここを訪れてくれた方は、きっと「そろそろトイレトレーニングを始めた方がいいかなあ」と思っていらっしゃるママ・パパが多いかもしれませんね。
実は私、「トイレトレーニング」というコトバがあまり好きじゃないんです。
タイトルに「トイレトレーニング」と大きく書いておきながらスミマセン…。
「トレーニング」というと、アスリートにトレーナーが付き添い、目標達成のためにがんばる!というイメージがあるのは私だけでしょうか?
トレーニングなのだから、子どもが自分でトイレで出来る「成功」に向かって親がトレーナーとなり子どもにがんばらせないと!と、暗にプレッシャーがかかるコトバだなあと思うのです。
排泄は人間の自然な生理現象です。
健康な子なら、小学生になってトイレでおしっこができないという子はいません。
がんばることでも何でもなく、自然に身につけていく生活習慣なのです。
ここでは気合いを入れることなく、お子さんの発達に合ったおむつはずしの時期をチェックリストを使って見極めていきます。
そしてコツをお伝えしながら、私も一緒にお子さんのおむつはずしのサポートをしていきますね♪
さあ、早速みていきましょう!
1.トイレトレーニング(おむつはずし)はいつから?
トイレトレーニング(おむつはずし)のスタートは、その子に合う「時期」を見極めることがとても大切。
今までその子の「時期」が来ないうちに早くに始めて親子共に疲れてしまったり、排泄=失敗して怒られるなど余計なマイナスイメージを子どもが持ってしまう親子のケースをたくさん見てきました。
○歳○ヶ月になったら始める!とか、お友達が始めたからうちも始める!…ということではなく、その子どもに合ったスタート時期を見極めましょ。
さあ、下のチェックリストで一緒にチェックしてみましょう!

トイレトレーニング(おむつはずし)いつからスタート?見極めチェックリスト
お子さんがおむつはずしのスタート時期にきているかどうか、チェックしていきましょう!
□しっかり歩くことができる
□大人の言っている言葉の意味がわかる(発語していなくても、意思の疎通ができていればOK)
□おしっこの間隔がだいたい2時間以上は空いている
□意思表示ができる
□ズボンやパンツをひとりで脱ぎ着できる
□トイレに興味がある
いかがでしょうか?上記のチェックリストにだいたい当てはまっていれば、そろそろおむつはずしをスタートしてみても良いかもしれません。
おむつはずしは夏がいい?
よくママたちから「おむつはずしは夏がいいんですか?」と質問を受けます。
確かに夏は、洋服やパンツが濡れても洗濯物が乾くし、薄着なので着替えもしやすい・汗をかく分おしっこの間隔が空くなどスタートしやすい要素がたくさんあります。
もちろんその子の「時期」がきているのなら夏にスタートで良いと思います。
でもまだその子にとってスタートは早いようなら、真冬のスタートでも大丈夫。
大人の都合の良い季節よりも、その子の発達のタイミングに合わせてあげられたらいいなと思います。
おむつがはずれるって、具体的にどういうこと?
ところで、おむつがはずれるとはどういうことなのでしょう?
まずは
⚪︎子ども自身がおしっこが溜まったことがわかる
↓
⚪︎今はおしっこをしてはいけない!と我慢ができる
↓
⚪︎トイレに行っておしっこをする
上記の流れができるようになることが、「おむつが外れて排泄ができる」ということです。
おむつはずしには、絶対外せない条件|大脳皮質の発達
膀胱におしっこが溜まると神経を通って、脳に「おしっこが溜まったよ」という信号が送られます。
せっかく信号が送られても、大脳皮質が発達していないと「おしっこが溜まった」ことが理解ができません。
つまり大脳皮質がある程度発達していること、これが絶対条件なのです。
この大脳皮質の発達の目安となるものが、上記のチェックリストにあったように「立って歩けること」「意志の疎通ができること」なのです。
おしっこのタンク、膀胱の発達を待とう
小さな子どもは、おしっこを溜める膀胱(ぼうこう)がまだ小さいので、おしっこがすぐにいっぱいになってしまいます。
また、大人のようにまだ「ガマン」ができません。
そこで膀胱が発達し、おしっこを2時間くらい分溜められるようになってきたことが、ひとつのおむつはずしの目安になります。
2.保育園でも実践している【トイレトレーニング(おむつはずし)】の方法
チェックリストでそろそろおむつはずしスタートだ!という親子さん、うちの子はまだだけどイメージしておきたいという方も、具体的におむつはずしの方法を一緒に進めていきましょうね。

おしっこの感覚を理解する〜赤ちゃんの頃からできること〜
おむつはずしのはじめの一歩は、おしっこの感覚を理解させることです。
小さな赤ちゃんの頃から、オムツを替えるたびに「おしっこ出たね」「ちっち出たね」と繰り返し繰り返し語りかけて、これがおしっこなんだと理解させていきます。
おむつはずしに外せない大脳皮質の発達のためにも、私たちママと子ども舎が繰り返しお伝えしているたくさん語りかけ、触れ合うことがここでも大切なのですね。
おしっこ・うんちを汚いものとして扱いすぎない
この時期の子どもは、自分の排泄物を汚くていやな物だとは感じていません。
おしっこ・うんちを自分の身体の一部のように思っていて、むしろ愛着さえ感じていると言われています。
保育園でもお漏らしをしてしまったところに座り込んで、ピチャピチャ水遊びのように遊ぼうとする姿もありました。
もちろん慌ててすぐにきれいにするのですが、あまり大人が「汚い!汚い!」と顔をしかめて嫌がると、その子にとっては分身のようなものを「汚い!」と言われてるような気になり、悲しいのです。
子どもが成長すると共に知覚機能が発達してくると、排泄の直後にさっぱりとした気持ち良さを感じられるようになります。
それまでは、汚い!などと口に出したりせずに淡々と片づけてあげて欲しいなと思います。
トイレと仲良くなろう〜トイレを親しみやすい場に〜
トイレに誘うとすごく嫌がるんです!という話もよく聞きます。
大人の世界と子どもの世界では、同じ物を見ても世の中の見え方が違うことがけっこうたくさんあります。
子どもの目線に立ってみると、トイレを嫌がる・怖がる原因がわかるかもしれません。
- 薄暗くて狭くて怖い
- ママにトイレで失敗して怒られたことを思い出す
- 換気扇の音が大きくて怖い
- 汚くてイヤだ
- 虫がいて怖かった
などをチェックしてみて、子どもが描いた絵や好きなキャラクターを飾ってみたり、トイレに行けたら可愛いシールを貼る!などお楽しみがあるともっとトイレに気軽に行けるようになるかもしれませんね。
トイレのオススメ絵本
絵本
トイレでの排泄を楽しいものとしてイメージするには、絵本が一番かもしれませんね♪
ひとりでうんちできるかな

ひとりでうんちできるかな (あかちゃんのあそびえほん( 4))
きむら ゆういち(著)偕成社
絵本の中の世界に入って、かいじゅうさんと一緒にトイレに誘ってみると楽しいです。
うちの子も、この本はボロボロになるまで読んでいたよ。
ノンタンおしっこしーしー

ノンタン おしっこしーしー (赤ちゃん版ノンタン)
しーしーしー、なんの音? 赤ちゃんぶたさんはおむつでしーしー。くまさん、うさぎさんはトイレでしーしー。あれ、ノンタンは??
我が子もお世話になったノンタンシリーズの絵本。トイレ・排泄が楽しいものとイメージできる絵本です。
トレーニングパンツなど、おむつはずし便利グッズ
保育園によってはおしっこでパンツが濡れる感覚を覚えるために、早めに普通の薄いパンツを履かせる保育方針の園もあります。
(大きな子が履くので、おにいちゃん・おねえちゃんパンツと呼ばれ、保育園ではおむつはずれ前の子どもたちの憧れパンツです。笑)
ただ、一日に何回も家庭のじゅうたんや畳の上でおしっこを垂れ流されたら、それだけでも大変ですよね。
キャラクターもあり!トレーニングパンツ
そこで紙おむつパンツよりもおしっこが出たことがわかるように、布製のトレーニングパンツが活躍します。
かなりの厚手の生地のパンツです。(3層は薄手で洗濯しても乾きやすいが、はじめは6層のパンツで試してみてもいいかも)
もちろん布製なのでおしっこは漏れますが、普通の薄いパンツよりも漏れは少ないですし、紙おむつよりは濡れる感覚があるようで子どもはおしっこの気持ち悪さに気づきます。
可愛いデザインのパンツも多いので、子どもが喜んで履けるキャラクターも良いかもしれませんね。
我が子のイヤイヤ期絶好調の頃、なかなか嫌がってパンツを履いてくれませんでした。
でもアンパンマン命だった娘は、アンパンマンパンツだけは「パンパンパン!!(アンパンマン)」と、愛おしそうに張り切ってパンツを履いてくれました。
何回心の中で「アンパンマン、いや、やなせたかしさんありがとう♪」とつぶやいたことでしょう。笑
余談ですが、普段の洋服はキャラクターものは着せたくなかったのですが、下着やパジャマはアンパンマンもプリキュアも解禁してました。
子どもの物だし、喜んで着てくれることが一番ですよね。
おしっこ吸収ライナー

布製のトレーニングパンツは、自宅にいる時はいつでも着替えられるので良いのですが、出かける時はベビーカーや車・電車で漏らしてしまうので心配ですよね。
また、うんちの時は仕方ないのですが取り替えるのが結構大変です。
そんな時に便利なのは、おしっこライナーです。
女性のナプキンのように布のトレーニングパンツにライナーを取り付けるだけで、だいぶ吸収してくれます。
また、紙おむつよりも、おしっこが出た感覚は感じられます。
我が家でも大活躍していました。
おまる?補助便座がいい?
お部屋の中に置けるおまると、トイレの便座に乗せるタイプの補助便座のどちらを使うかを迷う方も多いですよね。
おまると補助便座のメリット・デメリット
ではここで、おまると補助便座のメリットとデメリットをみていきましょう。
ちなみに我が家でもそうでしたが、お母さんたちに聞くと、けっこう補助便座が多かったと思います。
□メリット
おまる
・お部屋の中で使えるので、子どもが怖がらずに気軽に座れること。
・持ち手が付いているし足も床につくので、しっかりふんばれる。
補助便座
・トイレの便座に乗せるだけなので簡単。
・トイレ後の処理も楽。
□デメリット
おまる
場所をとる。トイレ後の処理が面倒。衛生的に気になる。
補助便座
・いきなりトイレですることに怖がったり抵抗する子もいる。
・床に足がつかないので、ふんばれない。

成功率の高いタイミングはこの時間!
おしっこは、朝起きてすぐやお昼寝の後は膀胱にたまっていることが多いので、まだおむつに出ていなければすぐにトイレに誘ってあげましょう。
保育園でも、だいたいお昼寝後に初めてのおしっこができる子が多かったです。
おまるやトイレでおしっこが出た時は、「おしっこ出たね〜!」「ちっち出たね♪」と一緒に喜ぶと子どもも嬉しいですね。
とにかくほめればいい?【ほめすぎ】が子どもに与えるメッセージ
最近はとにかく「ほめる子育て」がいいんだと、子どものすること・できたことをなんでもほめることがいいという風潮があるように思います。
確かに人は誰でも認められたい欲求を持っています。
ですから、「自己肯定感を育む」という点からも、「ほめる」「認める」ことはとても大切だと思います。
でもおむつはずしに限らず、どんなに良いことでもなんでも「やりすぎ」は逆効果になってしまうことがあります。
例えば、トイレでおしっこができた時に「すごーい!すごーい!!」と毎回毎回大げさにほめると、どうなるでしょう?
大好きな人にほめられたら、それは嬉しいですよね。
でも成功するたび毎回大々的にほめられると、「成功できたら=ほめて認めてもらえる。
でも失敗したら=親が自分に失望する」と、子どもは無意識のうちに失敗したらいけないんだというメッセージとして伝わってしまう可能性のです。
もちろん本気で「すごいすごい!!」と嬉しくなったら、感じたままに伝えたらいいと思います。
でもほめときゃいいか・・的な「なんとなくほめ」は、子どもに伝わっているかも?
子どもに上手にほめるコツは「さっぱり、さらっと」です。
時期が早かったり調子を崩したら、いったんお休み
体調を崩したり、スタートが早すぎてしまったり、下の子が生まれ赤ちゃん返りが始まるなど、いろいろなトラブルがあることもあるでしょう。
そんな時は、無理強いして頑張らずにいったん割り切ってお休みしましょう。
ここで無理して頑張らせすぎると、余計にこじれてうまくいかないこともあります。
周りと比べず、ゆったり・ゆっくりいきましょう。
まとめ
おむつはずしについて、ポイントなどをお伝えしましたがいかがでしょうか?
年少さんで幼稚園に入園するまでにおむつをとらなくちゃ!と焦るママもいますが、大丈夫です。
幼稚園では、おむつがはずれていなくても、きちんと対応してくれる園がほとんどだと思います。
しつこいようですが、おむつはずしはお誕生日が同じ子でも、子どもごとに大きな差があるものです。
健康な子で小学生になってもトイレでできない子はいません。
早いからエライ・遅いからダメということはありません。
子どもは大人をよく見ています。
トイレで失敗するたびにママが怒ったり、悲しんだり焦ったりすると、子どもはますます不安になってプレッシャーになってしまいます。
この記事にあるような対策をしたら、あとは肝っ玉母さん気分で「そのうち取れるでしょ」とドーンと構えましょう。
そうすると…あらら?
いつの間にか子どもは、自分のペースで成長していきます。
子どもは自ら育つ力をしっかり持っています。
これからも困った時は、よかったらまたこちらをのぞいてくださいね。
一緒に考えていきましょう♪
最後にオススメ情報!
私も前から絵本を選ぶときに参考にしていた【絵本ナビ】さんに、アプリがあることを知りました。
アプリをダウンロードすると、無料で1冊ダウンロードができるそうです!
私も早速ダウンロードし、前から気になっていた絵本をダウンロードしてみました。
約3万冊の絵本がアプリで手軽に検索できたり、送料無料で購入もできるようなので、気になる方は下記の絵本ナビページをチェックしてみてくださいね♪⬇︎
楽しいオムツはずしの絵本を見ながら、楽しいおやこ時間をお過ごしください。
あい